いやーこれがデートか俺もこれで漢に近づいたかな?
なんて調子に乗りながら帰宅した
帰宅すると、部活から帰り風呂上りらしい妹がリビングでくつろいでいた
妹「お、キモ男帰ってきた!失敗した?ねぇ、失敗でしょ?どんな気分??」
ほんと性悪女だと思って
俺「妹ちゃん、お風呂上りでいい匂いするねぇ~これはアジ○ンスかなぁ~くんかくんか」
そういうといもうとにかかと落としくらった
こんなやりとりを経た後、俺は今日話したことすべてを伝えた
妹「まず、遅刻はほんとにありえないから。
次はないとおもいな、豚ッ!あと、空気読んで言葉選べよks、死ね」
妹「でもまぁ、結果的に相手の弱いところを聞き出せたのはよかったと思う」
俺「え、なんで?」
妹「だって、その子は誰かに相談したくてしかたなかったんでしょ?
それを聞き出したってことは彼女のなかでアンタは相談できる相手っていう役割を得たんだよ?」
俺「あ、な~るー
で、そしたらいつ告白すればいいの??」
妹「お前ほんと豚だな。アニメの見すぎ
相談相手がそのまま良い友達に終わることだってよくある話だよ?ここからが大事」
妹「まだ告白とかの段階じゃない。そもそも、その彼氏と別れなきゃどうにもなんないんだよ?
彼女が別れたいって言うなら本気でその方法考えないと」
俺「確かに
どうやって別れればいいの?」
妹「しね、しるか、そんくらい自分で話しかけんな
あと、こないだはわらび餅とアイスのおかげで話してあげたけど、基本菌が移るからはなしかけんな」
そういって妹は自室へ行った…
その夜、どうしたもんかと考えているとユイカからメール来た
「今日は本当にありがとうございました!車も運転していただいて!!
夏休みもあと少しですが、体調崩さないように気を付けてくださいね」
ユイカからのメールにテンションあがった
西野カナってよく話題になるけど、この時ならなんかわかる気がした
俺は
「こちらこそありがとうございました。遅刻もごめんなさい
ユイカさんこそ気を付けて!!」
と30分くらい考えた末、簡潔に送ることにした
>>92
なんか書いてるとそう見えるけど、基本ほんと話さないよ
ってか避けられてる。この時だけ異常に話せた
その後ユイカから返信はなく一瞬間が過ぎた…
夏休み明けはテストあったからボッチの俺はきちんと勉強しておかないとやばい
だからユイカのことが気になりつつも彼氏と別れる方法なんて…
と悩みながら、勉強とオ○ニーとア○ニーの日々を過ごしていた
夏休みもあとわずかって時に、トーチャンと二人で飲みに行くことになった
たまに二人で飲みに行くことはある
んで、居酒屋でトーチャンとはユイカの話になった
トーチャン普段は仕事忙しいから、ユイカのこと全然話せてなくて、風呂以来のこと一気にすべて話した
するとトーチャンも難しい問題だな…
でも、ユイカちゃんもお前にちょっと気があるんじゃないか?みたいに励ましてくれた
まぁいつの時代にもクソみたいな男はいるわけで過去にトーチャンがあった男の話を延々と聞かされた
正直興味なかったからあんま覚えてない
けど、最後に
トーチャン「もしお前が本気でユイカちゃんのことが好きで彼女の幸せのためにそのくそ野郎と別れてほしいんならお前が勇気だせ
それが男ってもんだ。そのあとユイカちゃんと付き合えなくても彼女のために頑張るのは恥ずかしいことじゃない」
って言った
ちょっと濡れた
んで俺はそれから2日くらい考えに考えた
何となくどうしたらいいか考え付いていた
そんな中、夜中にユイカから電話があった
俺はびっくりしたが、すぐに電話をとって
「は、はひぃ、私ですが…」
するとユイカは電話のむこうで泣いていた
俺は冷静にならなきゃいけないと思い深呼吸してから
「ユイカさん、どうしたんですか?もしかして彼氏に何かひどいことされたんですか??」
しばらくユイカは泣いていたが、俺の問いかけに対し
「はい、、、ひっく、実は、、、、ひっく」
みたいにまともに聞き取れなかった
だから俺は
「ユイカさん落ち着いて、話せるようになるまで俺も待ってますよ」
そういってユイカの呼吸が整うのを待った
ユイカ「ごめんなさい。いきなり夜中に電話かけた挙句、取り乱してしまうなんて…」
俺「いえ、いつでも話してくださいっていったじゃないですか!大丈夫ですか・・・?」
ユイカ「実は、今日彼氏の家に呼ばれたんで、いったんです…
ところが電車が踏切確認とかで遅れて乗り継ぎがうまくいかなくて…
それで、15分くらい遅れてしまったんです。
そしたら彼氏がとても怒っていて、テレビのリモコン投げつけられて、額にあざできてしまったんです…」
俺「ほ、本当ですか?け、けがは?大丈夫なんですか???病院は???」
ユイカ「ちょっと青くなっただけなんで、大丈夫です。
けど、今まで暴力は振るわなかった彼氏が暴力ふるってきて、怖かったんです
そのまますぐに逃げ帰ってきたんですが、、メールと着信がたくさんあってこわくて…」
俺「え、それ、本当に警察とか言ったほうがいいんじゃ・・・?」
ユイカ「今もう電話も鳴りやんだし、大丈夫だとは思うんですけど…
それより明日、彼氏も一緒でバイトなのでなにされるか怖いんです」
読みやすいし面白いな!
俺はもう怒りでいっぱいだった
あんなにかわいいユイカを傷つけるなんて許せなかった
そこで、おれはもとから考えていた計画を実行することにした
俺「明日、何時からバイトなんですか?」
ユイカ「17:00~ラストです。彼氏も同じです…」
俺「わかりました。僕に考えがあります。
明日普通にユイカさんはバイト行ってください。大丈夫です。心配しないで」
ユイカはもとからまじめだから、バイトを休んだことはなかったようなので
どちらにせよ明日バイトにはいくつもりらしかった
とにかくこわかったらしい
俺はユイカが落ち着くまで励ました
2時間くらいたったと思う
ユイカが落ち着いたからもう大丈夫、明日頑張るといって電話を切った
俺は、明日、行動にでるつもりだった
ユイカのバイト先は前回のランチの時に聞いていて知っていた
地元じゃそこそこおおきなレストラン&バー?みたいなところである
俺は行ったことなかったが、今日俺はユイカの彼氏と対決しに、そのバイト先に行くつもりであったのである
今思うとよくこんなことできたよな…
ごめん、ちょっとうんこしてくるわ
すまん、結構でかいの久々に出た
俺の作戦はこうだ
まず、ユイカが働いている時間に店に普通に行く
→ユイカの彼氏とまわりのやつらの反応を確認
→いじめがないか?等をチェック、まぁ客の前では何もないとは思うが
→一回店を出て待機
→ユイカにメールして大丈夫か聞く
→なんかあったらそく突入、彼氏と話し合う
というなんともいたい作戦を考えていたわけだ
というか作戦にもなってねぇ
んで、20:00頃かな俺は一人でその店に行った
ってか、周りがカップル多すぎて完全に浮いてた
知らない店員に席を通させ、ハンバーグを注文した
店内にユイカはいなかった
休憩でも言っているのだろうと思って、ユイカの彼氏を探すことにした
情報によるとユイカの彼氏もホールスタッフで身長が185くらいの細マッチョで顔が小池徹平?に似てるらしかった
まぁ先いうと、すぐにユイカの彼氏はわかった
見た目からもそうだし、そもそも、ユイカが彼氏のこと名前で呼んでおり、店のスタッフは全員ネームプレートをしていたからである
皮肉なことに、ユイカの彼氏徹平は俺のハンバーグを運んできやがった
徹平「お待たせしました。お熱いのでお気をつけてお召し上がりください」
俺「ど、ども」
なんどよ、見た目も雰囲気も俺とは真逆のイケメンではないか…
こんな人が本当にユイカにひどいことを?と一瞬疑ってしまった
ハンバーグを食べ終えるくらいにホールにユイカが出てきた
やっぱり休憩かなと思い、ユイカにとりあえず挨拶がしたかった
それで、ユイカが俺の席近くを通った時に
「すみませーん、お冷ください」
といった
そしたらユイカがお冷を持ってきてくれた
ユイカ「え、俺さんじゃないですか!?
どうしたんですか???」
俺「うん、ごめんね、いきなり押しかけて…でもあまりにも不安だったから…」
ユイカ「いえ・・・今日はまだ何もされてませんし、特に話してもないです…
でもバイト終わったら一緒に帰ることになると思うので不安です」
長くなっちゃってすまんな
もう少しで終わるから付き合ってくれている人もう少しだけ辛抱頼む!
そういうとユイカは去って行った。
俺もユイカの彼氏確認できたし、とりあえず、今のところ被害は受けていないようだからおとなしく店を出た
んで、店が終わるのが24:00だから俺はそれまで近くの満喫で時間をつぶすことにした
一応満喫でシャワー浴びておいた
>>111
ぶっちゃけハンバーグとピザ頼んだのは秘密
んで店が終わりに近づくにつれ俺は心の準備をし、本当にユイカの彼氏と話して
どうにかしてもらう気だった
ユイカはバイト先には電車で来ており、いつも彼氏と途中の駅まで一緒ということで
バイト先の駅の改札で待ち伏せすれば完璧だった
しばらく改札で待っているとユイカと徹平が歩いてくるのが見えた
そこで俺は
「おーい、ユイカちゃん!!」
と話しかけた
徹平「誰?知り合い?え、っていうかさっきうちの店に来てましたよね?」
ユイカは驚いて何も言わなかった
俺「はい、ご馳走様でした。実はユイカさんとはお友達の関係で、あなたからされたこと聞いていたんです
それで実際にあなたがどんなひとなのか確かめたくて」
徹平「は?お前なんなの?ってかユイカてめーなに他の男といちゃついてんだよ」
ユイカ「ほんとごめんなさい…」
俺「そういうところが彼女は嫌だといっているんじゃないですか??やめてください」
正直内心かなりびびって焦っていたが、トーチャンの言葉を思い出し勇気を出した
俺「これからすこし話せませんか」