美術部に入ったらヤンキーばっかだった話
投稿日:2016年9月11日 更新日:
>>187 みんな主人公だろ?
なんだよそれwwwwwはらたつなwwwww
特に同級生達からも
「俺君って真面目先輩と仲いいんだよねー」とか
「ツンツン先輩ってこわい?」とか
「あのジャラジャラ先輩ってどこかおかしいの?」とか
まぁ威を借ってた訳ですわ
目立つ先輩と一緒にいつもいるから
俺までやたら目立つようになった
特に最初は何もしてなかったけど夏休み前くらいから
色々やりはじめてたし
そこら辺から目立つオタクとしてポジションを得ていった訳ですよ
お前今の仕事デザイナーだろ
>>191 なんでそう思ったの?
特に真面目先輩は生徒会だったし
ジャラジャラ先輩とは違うベクトルで目立っていた
いや、モテていた
そしてツンツン先輩も
寡黙さと身長の高さがあいまって
さらにジャラジャラ先輩という比較対象までいた事で
モテていた
この二人の血を受け継いだ俺は
言うたらジョルノジョバーナの用な存在
とか勝手に思っていた
っていうか二人は顔が整っていたし(まぁジャラジャラもなんだけど)
体育祭の事もあいまってモテまくっていた
そう美術部はモテる部活だったのだ
194:名無しさん@おーぷん: 2014/05/23(金)01:13:54ID:sqbgIUtEL
追いついた
映画化待ったなしのエピソードだな
そして何より
パナイ先輩の恋愛講座が俺をモテ街道を一直線に進ませた
まぁ嘘だ
実際もてるというかチヤホヤされたのは
中3になってからだった
1年生から面白い先輩として人気を得て
二年生からも面白くてしっかりしている先輩として
人気を得ていた
まぁバスケ幽霊にはかてなかったんですけど
バスケ幽霊は美術部にはいない爽やかさ+イケメン+美術部ってGAP
そしてクールで仲間思い、中身までイケメン
ときたもんだ
そりゃあモテる
奴がモテなきゃ誰がモテんだって話し
俺が中3の時、バスケ幽霊は一番モテていた
俺は
正直さっきモテたとかいう話しを盛ってしまったのが
つらいぐらい
そんなことはなかった
本当下級生に元気な声で挨拶され
よくわからないけど
「ファンです!」って男子に言われたりした
男子にファンですって言われるのは悪い事じゃない
でも、
それってあれだろ?
お笑い芸人的扱いだろ?
俺は女子にもてたいんだ
って心底思ってた
でもバレンタインの時は本当嬉しかった
本命のチョコはなかったけれど
義理チョコをいっぱい貰った
俺はそんな事なかったから嬉しくて嬉しくて
その年のホワイトデーは相当気合いを入れた
バスケ幽霊とパナイ先輩にお願いして
お返しの助言をしてもらったりした
まぁその義理チョコの中に
紅一点からのチョコもあったんで
なんか感慨深いよね
とまぁ俺の話しはどうでもいいや
次の話しをしたら寝るわ
美術部っぽい話しではないけれど
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデーの話し
もしくは美術部っぽい話しがいい?
「明日、遂に作戦を実行する日が来た」
「わかるな、絶対さとられてはいけない」
「これはドッキリなんだ」
「仕込みも完璧だ」
「相手に感づかれたら終わりだ、明日は心して行け」
「ラジャ!!」
ジャラジャラ先輩のドッキリがっかりバースデー
朝、いつもより少し早めに
ジャラジャラ先輩以外が集まった
そわそわさせながら
様々な仕込みをすましていく
誰かが階段をのぼる音がする
ジャラジャラ言わせたアクセサリーの音だ
間違いなくターゲットの登場だった
下っ端の俺は真面目先輩にアイコンタクトを送る
そしていよいよ世紀のドッキリが始まるのだった
一週間前
真面目先輩「来週じゃらじゃらの誕生日なんだが…」
俺「あ、じゃあ祝いましょうか」
真面目先輩「今年もドッキリで行く!」
64「お!去年に引き続きだね!」
真面目先輩「今年のドッキリの計画をもう既にたてた
皆聞いてくれ…」
真面目先輩「
今年のドッキリは
ドッキリを仕込んでる風なんだけどいつまでもドッキリがこないドッキリだ!!!!!
」
一同「なんだってーーー!!!?」
真面目先輩「あいつが
自分で
俺今日誕生日だったんだ
って言ったら祝ってやろう」
俺はさすが真面目先輩
ぬかりねぇって思った
時は戻り
ジャラジャラ「おはよー」ガラッ
扉をあけられた瞬間急いで先輩の前に立ち
俺「せんぱーいおはようございます。
あのちょっと個人的な相談があるので来てもらって良いですかー?」
ジャラジャラ「お、おう。」
そう言って先輩を連れ出し
どうでもいいような会話をし
とりあえず朝部活は無事終了
時をすっとばし
放課後
相変わらずコソコソ何かやってる風を装う俺たち
64先輩
「あ!そういえばジャラジャラ先輩、今日はちょっと外でスケッチしましょうよ!」
ジャラジャラ「えー、おう。じゃあみんな行こうか!」
64先輩「あ、いや、えっと二人で行きましょう!ね!」
肩を押して先輩を送りだす64先輩
ジャラジャラ先輩期待するだろこれわw
それで20分くらいしてから
64先輩が大きな咳払いを廊下でしながら帰ってきた
64「ただいまー。」
ジャラジャラ「…ただいまー。」
多分この時くらいから
ジャラジャラ先輩は見事に
ドッキリされる側として気を使いはじめたのだった
回想
真面目先輩「あいつはドッキリを仕組まれてるって思ったら
台無しにしようと自ら今日何の日だっけーとか言い始めるから
みんなはそれを無視し続けてくれ」
回想終
ジャラジャラ「あー、今日っていい日だなー」
ジャラジャラ「あーこんないい日ってあるんだなぁー」チラ
まんまと引っかかってる模様
すかさず俺はうっかり何か物を落とす
すると64先輩が
「っば!俺!おま!」
と少し慌てる
ジャラジャラ「えーー?なにーー?どうしたのーーー?」
ジャラジャラ「なんだなんだー?何がどうしたー??」
正直笑いをこらえるのが大変だった
ツンツン先輩が
「あ…」
と呟く
真面目先輩がツンツン先輩に
ばれないようにしてる感じで
「なんか問題でもあったか?」
的な事を聞いていた
勿論本人に聞こえてしまうくらいの声で
ジャラジャラ「ひゅーーーーひゅーひゅーーー(口笛)」
聞こえてないふりをしている
すると真面目先輩が俺にアイコンタクトをする
もちろんジャラジャラ先輩には丸見えの状態で
俺はカレンダーの方をみて
やっちゃったって顔をする
カレンダーのその日の場所に
「ジャラジャラ先輩ドッキリ誕生日会」
と赤ペンで書かれている
それをチラッとみて確認したターゲットは
「64さ!ゲームしに美術教官室いこうぜー!」
と言いはじめた
64「そ、そうだな、じゃあゲームすっか」
と今のうちにカレンダーを隠すんだてきなっぽい感じでこっちに視線を送る
俺「あ、今教官室…」
64先輩「あ…」
すると
ジャラジャラ「いやー外の空気もう一度すいにいこうかなー」
本当に扱いやすい人間だと思った
ジャラジャラ先輩が教室から出て
去ったふりをしているのはうちらにはバレバレだったので
俺「いやぁ一時はどうなるかと・・・」
とか
真面目「まぁでもあいつは馬鹿だから気づいてないみたいだな」
とか
ジャラジャラ先輩に聞こえるように発した
すべての登場人物が芝居じみてるwww
そんな感じであっというまに下校時間がくる
ジャラジャラ先輩は何時間も前から
今か今かと首を長くしすぎて折れてしまうのではないかというくらい
待っているようだった
すると真面目先輩が切り出す
「帰るか。」
そうすると一斉にジャラジャラ先輩以外の人たちは帰る準備をし
「じゃあ、おつかれさまでしたーまた明日ー」
とか言って部屋をでようとした
すると
「待つんだ!!!!!!」
それは今まで聞いた事の無い
まじめなトーンで
ジャラジャラ「まて、なにか忘れてないか?」
俺たち「え?なにがですか?早く帰りましょうよ」
ジャラジャラ「いや、よく考えて、今日は何の日よ?」
64「部活の日だろ?」
ジャラジャラ「まぁ、そうだ、だがそれじゃないんだ」
パナイ先輩「あ、俺これからデートだ帰らないと…」
ジャラジャラ「え…え?だって、え?いろいろ仕込んでるんじゃないの?」
真面目「え?なにが?ごめん俺予備校いかなきゃだから先でるわお疲れ!」
そういって真面目先輩とパナイ先輩はでていった
それから
俺「あ、じゃあお疲れさまでしたー」
64「うーい、またあしたー」
ツンツン「うす」
うちらが教室をでて
扉をしめようとした時
ジャラジャラ先輩は膝から崩れ落ちながら
顔は天をむき瞼はとじ
「お、俺今日誕生日やん」
と言った
ワロタ
すかさずクラッカーをならす俺たち。
状況が全然読めていないジャラジャラ先輩。
そうしてドッキリは大成功におわりクラッカーをならした後は
普通に解散した
解散したときも
ジャラジャラ先輩は
「え!?なに?え?あんだけ仕込んでてコレだけ?えーーー!?」
とか言ってたけど
みんな一目散に帰った
次の日いじけた先輩を相手にする事になったのも
考えとけば良かったと思った
おわり
ってことで長い間付き合ってくれてありがとうね。
もう夜遅いんで、体力もおっさんは限界なんで
寝ますわ
おつかれ、
おやすみ
また今度
おつ
また明日ー
おいついた おもしろすぎるだろ おつかれ