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浮気してないのに浮気バレた…

投稿日:2016年9月22日 更新日:


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 16:31:29.72 ID:3SRw5Rm70
しかし、喘ぎ声のする動画に変化が起こる。

春蘭『華琳様っ!』

この声に御父さんは反応を示した。

「かりん様?」

華琳『…けいふぁ……続けて…』

桂花『ンッ…チュパッ…チュパッ…』

「夫君…この金髪の子は はなりん じゃなかったのかね?」

ああーーーッ!!!糞オオオオォ!最初に訂正すれば良かったぁぁああ!!!
鼻琳めぇえええ!陰謀かあぁぁぁ!?ややこしいぃぃぃぃいいいい!!!!!

俺は初めてリアルで漫画の主人公の様に頭を両手で掻き毟りたくなった。
ここにきて鼻琳の智謀策略…重ねた嘘が剥がされる!





147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 16:45:42.06 ID:3SRw5Rm70
「あ…はひ…間違えました…この子は…鼻琳じゃなくて…華琳ですよね…ハハ…」

ガタンッッ!!!

「キミはっ!!それ程大好きなアニメのキャラクターの名前を間違えたりするのかねっ!!」

御父さんが始めて声を荒げた!!
違う!!俺じゃない!!貴方の娘が最初に間違ったんだぁぁぁ!!
俺は「はわわ…はわわ…」と朱里(恋姫のキャラクター)のように慌てるしかなかった…

普段温厚な御父さんが怒ったのが珍しいのか、嫁と御母さんは目を丸くしていた。
部屋がシーンとなる…

『ドクン…ドクン…』

恋姫の動画では華琳と愛紗での、二回戦が始まっていた…
作者ぁぁぁぁ!!繋げんなァァァ!!!
アニメでの心臓のドキドキ音はまたしても俺とシンクロしていた。

149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 16:49:43.49 ID:n9zvDQvvP
さすがに釣り臭すぎる

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:00:27.35 ID:rtZnj1Vv0
釣りだろうがなんだろうが頭おかしい

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:03:50.58 ID:3SRw5Rm70
沈黙の続く部屋の中、
俺は御父さんのほうを気にすればいいのか、天幕から影越しに現れた覇王を気にすればいいのか…
意識を保っているのにギリギリの状態だ。
一方脳内鼻琳はB'sのギリギリチョップを熱唱している…

「はぁぁぁ………夫君」

「はひ……なんでしょう…」
ついに最後通告が言い渡されるのだろうか……離婚…?
嫌だ嫌だ嫁が好きなんだ好きなんだ…

「私はね…ここまでの夫君の反応をみて、まだ納得がいかないんだよ…」

「な…なにがですか…?」

なんだここまでの反応って…やはり俺は試されてたのか?
あああ最初に鼻琳の名前を訂正しておけば…だけどこんな事になるなんて…
動画では覇王が愛紗に襲い掛かってた。

華琳『しっとりツヤツヤne』

「oh…それと…この華琳…って子はさっきから女の子ばかりを標的にしているが…」

そうですよね…オタクじゃなければ疑問をもちますよね…
俺はちょっとレズっ気のある子なんですよははっ、なんて言えずただ立ちすくむだけだった。

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:22:20.08 ID:3SRw5Rm70
「私はね…
夫君が極度のアニメ好きで、携帯でメールごっこをしていて、誤解が重なってしまったというより、
鼻琳という女性と浮気をしていた、の方が信憑性があって信じられるんだよ…」

「そ…そんな…どうして…どうして…」
御父さん…鼻琳に負けないでください……そいつは幻想なんです…信じちゃ駄目です…
俺にはなんでここまでさらけ出して辱めを受けたのに、御父さんが鼻琳の肩を持つのか分からなかった。
俺の目には鼻琳が御父さんの肩に馴れ馴れしく寄り添っているのが見える…
くそおおお!!脳内に引っ込んでろやぁぁ!!現実に干渉すんなぁぁぁ!!

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:24:18.19 ID:3SRw5Rm70
「いい加減に…」

御父さんが俯いてプルプルしている…
やばいなんかやばい…。嫁もそれを気にしたのか、お父さん?と心配している。

遂に御父さんが激怒した。

「 嘘 を 吐 き つ づ け る の は や め な さ い !!」

ひいいいいいい!!切れた!!
その次に叫ばれた御父さんの言葉は信じられないものだった。

「 鼻 さ ん を …………こ こ に 連 れ て 来 い !!!!!」

鼻さん!!

駄目だ!もう敬称がついとる!
御父さんの脳内では鼻琳はどういう姿をしているのだろうか?鼻・琳さん?
嫁から外国人だというのを聞いているのだろうか?
中国人だと思っているのか?ある意味それで正解だが…

脳内の鼻さんはもう大喜びだ。紙吹雪を高らかに散らせ、昇格と書かれた紙を掲げている…

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:26:02.06 ID:gW4W/+YDO
まあ…オタならともかく一般人はそういう反応になるんだな…

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:26:53.02 ID:Z1mOhg5K0
>「あ…はひ…間違えました…この子は…鼻琳じゃなくて…華琳ですよね…ハハ…」

ここがバカだな。やっぱこの>>1は頭弱そうだ。
わざわざ訂正して話の腰を折るのも野暮かと思いましてとか言っときゃいいのに。
実際そう思ったんだろうし。

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:28:15.74 ID:gW4W/+YDO
>>170
こんな修羅場でそうそう上手く口なんて回らんよ

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:31:13.68 ID:Z1mOhg5K0
>>171
まぁそうかも知れんが前スレから割と馬鹿だよこいつ。

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 17:45:33.60 ID:3SRw5Rm70
動画では華琳達が隠者に襲われていた…
御父さん!冒険活劇ですよ!これが見せたかったやつですよ!
と思ったがすぐ動画は終わった……神編集か…これが…

もう駄目だ…
いくら俺が何を言っても三人には嘘にしか聞こえないんだ。
嘘が完璧すぎたんだ…狼少年…まさに今の俺だ…

もう俺は鼻さんの存在を認めて、金輪際浮気はしないから許してくださいと
土下座してしまおうか、と思った。
号泣して哀れに謝って許しを乞いたかった。
そうすればこんなアニメ知らないという事になり、変態アニメ大好き男の称号を剥奪できる…
また重ねて嘘をついてしまう事になるが、もうこれ以上叱責され追い詰められるのは辛すぎる!

逃げたい。逃げよう。もう…降参だ。鼻琳…キミの存在を…認めるよ…俺の浮気相手…鼻・琳…

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:03:46.27 ID:3SRw5Rm70
俺は土下座スタイルに入ろうと俯いていた顔を上げた…。
すると、手で口を押さえ涙を流している嫁と目が合った。

ひさしぶりに…嫁が俺を見つめていてくれた。

嫁…可愛いな。なんでこんな可愛い子を俺は泣かしてるんだろう…
この後、俺が鼻琳の存在を認め、土下座したら嫁はもっと泣くんだろうな…

なんでこうなったんだろう…最初はオタク趣味を隠していただけだったのに…
あ、そうだ。鼻琳の策略にかかりメールとか始めちゃったんだ…
そこから沢山の嘘を嫁に重ねた結果がこれだ…はは。

嫁と見つめ合い続ける…。
きっと…嫁はまだ…俺を信じ続けてくれている。
厳しいこと言い続けたが、心のどこかでは浮気を否定し続ける俺を信じているハズだ!

228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:05:22.50 ID:3SRw5Rm70
何故なら…何故なら…

俺らは夫婦だからだ

長年よりそった御父さん御母さんのような熟年夫婦ではない。
しかし、俺らだって将来を約束し身も心も相手に捧げると誓い、今まで絆を固めてきた!!

そうだ…そうだよ。俺はまた逃げようとしていた。駄目なヤツだ。
自分の弱さ…つまり鼻琳に逃げようとし嘘を重ねる…。もうそんな愚行はこりごりだ。

嫁はきっと、鼻琳に負けないで!そんなヤツに負けちゃ駄目!と言っているのだろう…

分かったよ嫁。うん。ごめんな。ああ、俺はつくづく馬鹿なやつだ。
もう泣かせない!

俺は目が覚めた。

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:15:11.30 ID:3SRw5Rm70
鼻琳を倒すにはもう自分の保身を考えていては倒せない。
自らの身の消滅と引き換えにする勇気があって始めて鼻琳という怪物は倒せるのだ。
しかし…
この方法を取った場合、俺は今回の恋姫鑑賞会より遥か上の辱めを受けるであろう…

行こう。やろう。そしてこれが全て終わった時、俺達四人は本当の意味の家族になれるだろう。

そう思った。

御父さんの叫びから何分時が経っただろうか…ずいぶん長い間沈黙していたような気がする。
俺は最期の方法に出る前に確認しておきたい事があった。





247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:16:41.35 ID:3SRw5Rm70
「御父さん!」

「……なんだね」

御父さんも疲れたのだろう。目頭を指で押さえている。

「嫁と…二人っきりにさせてくれませんか?少しでいいんです!お願いします!」

「……」

俺の頼みに御父さんは考え込んだ。

「……嫁子…」
御父さんは嫁の方に身体を向けた。

「嫁は俺の嫁です!お願いします…」

嫁は頷いた…

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:24:11.68 ID:NWnFW++gP
本当に浮気したよりタチ悪いよなこいつ

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:32:07.29 ID:3SRw5Rm70
よし。これで嫁と話ができる!

「じゃあ私達は…隣の部屋に居るから…話が終わったら呼んでくれ…」

御父さんは立ち上がり俺の横の通り過ぎ、部屋から出て行った。
御母さんも渋々といった感じで、部屋から出て行ったが、
俺の目すら見てくれなくなっていた…

「嫁…」
俺は急いで立ち上がって嫁の横に移動した。

「……なによ…」
嫁は俺と目をあわせようとしない。
そうだよ。いっつも喧嘩した時はこうだったよな。
たまらなく抱きしめたい衝動に駆られた。

「抱きしめてもいい?」
俺は聞いてしまっていた。

「…駄目」

ま、そうだよね。前日浮気した事に嫁の中ではなってるもんな。
ただ、いつも喧嘩した後はこの言葉の後に、「……うん」と可愛らしく嫁が言っていつも終わりになっていた。
それを思ったのか嫁もちょっと涙目になっていた。

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:52:11.93 ID:3SRw5Rm70
俺は嫁に聞きたい事、確認したい事があった。
それを知りたいがために二人っきりになったのだ。

俺は言った。

「もし、俺が本当にオタクで、実家の部屋がアニメグッズだらけのキモオタ野郎でも、
嫁は俺のことを嫌いにならない…?」

嫁はすぐに答えた。

「私は貴方の優しさに惹かれて好きになったのよ?そんな事で……嫌いになるわけ…ない!」

俺はその言葉を聞いて涙が出そうになった。

「もしそれが本当なら…なんで言ってくれなかったのか、私は怒る…と思う」

嫁は強い眼差しで言い切った。

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 18:57:05.90 ID:3SRw5Rm70
俺はオタ趣味を隠していた事を後悔した。
そうだよな。俺も例え嫁にスカトロとかそういう趣味があっても嫌いにならないもん。
むしろそういう趣味を打ち明けてくれた嫁を愛おしく思うだろう。
好きになった理由は別。本当にその通りだな、と思った。

「嫁…ありがとう…」

俺は嫁を抱きしめた…
嫁は抵抗しなかった…

肩細いなこいつ…ちゃんと昨日の夜から御飯食べたのか?
だからこんなにちびなんだぞ…

俺は抱きしめながら泣いた。
俺の涙につられて嫁も泣き出した。

ごめんな…嫁。全部俺が悪かったんだ。自分の嫁を信じ切れなかった自分が。
なんで俺は信じられなかったんだ…
仲間を信じて相談することが大事って俺はひぐらしから何を学んだんだ…

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:16:29.04 ID:3SRw5Rm70
俺は決意した。

最後の手段を遂行することに…。自決覚悟の…特攻。

その決意に脳内鼻琳は怯えた。
(いいのか夫!そんな事したらお前もやばいぞ!やめろ!やめるんだ!)
いいんだ。お前という爆弾を抱えて共に身を沈めてやる!!
あれ…アトムも確かこんな感じだったな…確か太陽に突っ込もうとして宇宙人に拾われて
過去に戻って新品のアトムを直して…えーっと。。
俺はそんな関係ない事もぼんやり思った。

「…よし」

俺はスッと嫁から離れた。

「嫁…。俺はこれから身の潔白を証明する。
だけど、その証明を見たらびっくりすると思う」

「………」

「俺は嫁を信じる。図々しいと思うが…その…だから…嫁もその俺を受け入れて欲しい…」

「……意味が…分からないよ…」

嫁は不思議な顔をしている。
そうだよな。最後の手段の説明してないもんな。

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:17:15.27 ID:3SRw5Rm70
「御父さんと…御母さん……呼んでくるよ…」

俺は立ち上がり二人を呼びに行こうと部屋を出ようとした。
その時、

「夫ぉ…」

嫁が呼び止めた。俺は振り返る。

「信じて…いいの…?」

「ああ。最初から浮気なんてしてないって言ってるだろ」

その言葉に嫁は久しぶりに…本当に久しぶりに少しだが笑顔を見せた。

俺は決意を新たに二人を呼びに行った…。

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:44:23.14 ID:3SRw5Rm70
「御父さん、御母さんありがとうござました」
俺はまず二人に席を外してくれたお礼を言った。
隣の部屋で二人は何を話していたのだろう…。凄い気になるがあえて考えないでおく。

「俺は嫁を愛しています」

御母さんが、どの口が…と言いたそうに顔を歪めた。

「浮気するなんてありえません。だからその証明をするために…

俺の…… 実 家 の 部 屋 に き て く だ さ い !!」

苦渋の決断だった。
脳内鼻琳が会心の一撃をくらい暴れ苦しんでいる。

306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:45:31.71 ID:3SRw5Rm70
「俺の実家にくれば全ての潔白を証明できます。
実家の俺の部屋は…その…ゴニョゴニョだから…
それと、母にも度々俺が実家に帰っている事を証明してもらましょう」

そうだ。この際おかんにも協力して貰おう。
俺が嫁に今夜は帰れないメールを送った日付と、俺が実家に帰った日を照合すれば明らかじゃないか!

「ふむ…そうだな。夫君のお母さんに聞けば…確かに」

「ですよね!ではまた明日にでも…」

「今日だ。これから伺おう」

えええええええ!!!これからぁあああ!?
ちょっ…せめて華琳様の抱き枕…とかベッドシーツとか剥がさせてぇええええ!!!

「 ア タ シ も 行 く わ よ 」

御母さんが喋ったぁあああ!!!お前もくんのかよおおおお!!
てか第一声それえええええええ!?

かくして…俺達四人はこれから、俺の実家に向かう事になった…
(まさか……これも鼻琳の策略じゃないよな…ゴクリ…)

俺は…またしても空前絶後の辱めを受けることに…なる……





309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:48:43.42 ID:wDnjki8O0
おもしろい…です

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:53:28.51 ID:3SRw5Rm70
ちょっと…休憩していいですね。御飯…。

ここまでで2/3まで進みました。

二人の自宅
嫁の実家

そして次が俺の自宅偏です。
書き込みの遅さは本当に謝るしかありません。

休憩後、少し貯めてから次は投下始めたいと思います。

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:57:10.97 ID:I5DIyRM3O
>>314
休憩ダメ。

このままだと明日に突入してしまう

320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 19:57:47.53 ID:gZT169YC0
>>314
とりあえず最低5回分書きためて10分置きに投下しなさい。
で、その間に続きを書く感じで

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:17:18.47 ID:7OMMc7yjO
まだ終わってないのかよ

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:19:34.76 ID:I5DIyRM3O
>>334
これから佳境です(^p^)

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:38:58.33 ID:inUPmKUI0
スレ内の皆様にお知らせ申し上げます。
只今より一時間足らずで最初のスレ立てから48時間経過となります。
1曰くここまでで2/3という事ですので、恐らく24時間後にやっと説明が終わり、そこからやっと相談へと移り変わる予定となっております。
最後までの保守を謹んでよろしくお願いいたします。

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 20:40:29.77 ID:FiuYaCEoO
相談あるなら3スレ目確定だな

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:18:17.01 ID:3SRw5Rm70
ただいま。
食事休憩終わりました。
応援してくださる方のレスが身に染みます。頑張ります。

少しですが…貯まりましたので投下始めます。

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:19:03.88 ID:3SRw5Rm70
俺の車に三人は乗車し、俺は車を発進させた…。
助手席に嫁、後ろに御父さん御母さん…
車内は緊迫した雰囲気だった。

別々の車に乗って移動するのも考えたが、俺の実家は三台も車は置けない…。
一台置けるスペースに頑張って詰めて二台だ。
相談した結果俺の車で行く事になった。

そうなると必然的に帰りもご両親を送ることになるが、
きっと帰りの車内は、三人とも鼻琳の呪縛が解かれ、和気藹々の雰囲気の中帰れるだろう!そうだ!その通りだ。

車内では誰も話さなかった。

唯一交わした会話が御母さんの「すわり心地悪いわね」という車への駄目だしだった…。チクショー

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:20:03.40 ID:GL0G1geh0
オイ誰が応援したんだよ

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:20:36.74 ID:ePXhzIMb0
応援してる人なんていたか…?

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:21:36.82 ID:rWj0n8xf0
ワロタ

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:29:16.83 ID:3SRw5Rm70
そして車が実家に到着した。
よし!親父が居ない!
実家の車がないという事は親父が今日は休みでは無いという事だ。

三人を玄関に招く…
そういえば家の玄関を開けるたび地獄が始まってるな…またしても地獄かっ…

俺は玄関の扉を開いた!

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:30:05.39 ID:3SRw5Rm70
玄関ではおかんが迎えてくれた。

「あらあらあらまぁまぁ帰ってきたと思ったらー、どうもお久しぶりですー(ペコリ」

ああ、いいね。この雰囲気。
雰囲気が丸くなるのを感じる…。いいぞおかん。

「ちょっとアンタ!嫁ちゃんのご両親も来るなら連絡の一つぐらい寄こしなさいよ!!まったく!!」

御母さん「おほほ。いえいえ、おかまいなくw」

おばちゃん二人はトークで盛り上がってる。
この後俺の部屋に行くまでに、少しでも雰囲気を良い状態に持って行きたい…

「さぁさ、嫁ちゃんも久しぶりねw どうぞリビングに…」

俺はおかんの言葉を遮るように言った。

「いや、このまま俺の部屋に案内する」

「  え”……   」

おかんの顔が青ざめた。サァーという音が聞こえた気がした…

409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:42:56.58 ID:3SRw5Rm70
そりゃそうだろう。家族以外には秘密にしていた事だった。
嫁との交際当時からおかんには、絶対言うなよ!絶対言うなよ!と迫り、
たまに実家に嫁が来る時は、アリバイ工作に参加して貰っていた。(グッズを母の部屋に置いて貰うなど…)
そして震えた声で言った。

「ア…ア……アンタ…あんなごみ屋敷に…」

ごみ屋敷言うなや!部屋は綺麗で片付いとるわ!!

「あわわ…あわわ…」
おかんは混乱している。何故?という言葉が彼女の頭の中をぐるぐる回っているのだろう。

その時、階段から誰かが降りてきた。
マズい…ヤツだ!

「こんにちわ~…ってえぇっ!……嫁さんが来たと思ったらご両親も。」

弟だ!完全に誤算だ!
糞!今日は予備校はどうしたんだ!?畜生!

410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/03(木) 21:43:44.82 ID:3SRw5Rm70
紹介するが弟はお調子ものだ…。
一筋縄ではいかない自称 "面白いもの好き"だ…。
常に彼は面白いものにアンテナをのばし、普段くだらない事をいつも言っている。

「ささっw玄関ではなんですから…暖かいリビングに…」

このお調子ものめ…
俺はこういう時の対応のよさに少し感心した。
そしておかんが口を開いた。

「お兄ちゃん…自分の部屋に連れて行くんだって…」

「  え”……   」

弟も顔を青ざめさせた。
つーか同じ反応かよ!!やっぱし家族だなお前ら!
お前らが同じ反応するから、明らかに三人ともびびってんだろうが!!

「まじかよ兄貴………正気かよ…」

やめろ…俺は正気だ…狂ってるみたいに言うのはやめなさい。

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