中学、高校とクソスぺだった俺に天使が舞い降りた。
久しぶりにピュアな頃を思い出したくなったので、語らせてください。
とりあえず、
当時のスペック
俺
高2♂
チビデブ以外のあらゆる低スペックホルダー
彼女
大学生♀
小っちゃい
D
天使
太ってないけどプニプニしてたからプニ子で。
徒然なるままに、キーボードに向かっていいかな?
人と喋ることを避けて避けて、ぼっちな毎日を過ごしていた。
何も考えられない何も考えたくないの毎日。
それはそれで割と平和な日々だったような気もする。
何で人を避けるようになったかと言えば、どこにでもよくある話。
元々喘息、アトピーとアレルギーマーチでグロメンになった自分はかなりいじめにあった。
小学校では友達も頑張って作り、なんとかちゃんとしてたと思う。
時は流れ、俺のいじめに飽きれば、他の人をいじめたりする周りの動きにウンザリしたことがきっかけ。
いじめに加わる人も、いじめ返す人も、全部嫌いだった。
でも、いじめが起こることは大概は対象にも原因があるから、しょうがないとも思ってた。
俺の場合はたまたま運が悪くアレルギー体質だっただけ、そんな風に思ってた。
具体的なことはほとんど覚えていない。
ちょっと早めの中二病を発症して友達も作らなくなった。
小学校で仲良かった人とも、クラスが違ったこともあり、少しずつ疎遠にすることは簡単だった。
友達0になることに成功した。人間が嫌いで嫌いでしょうがなかった。
「世の中に不満があるなら自分を変えろ!それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!!」
とかどっかの少佐の名言を素で実践中。
陰口が聞こえなくなって、黒板と本しか見ずに、誰とも喋らない学校生活を送る。
「それも嫌なら…」とまで割と真面目に考えた。
自分が変わって、いじめに便乗するのは一番したくなくて、
それができないなら、いじめに耐えるしか無くて、いつの間にかこのスタイルになっていた。
喋らないと日本語も喋れなくなるらしい。
卒業する頃には、挨拶ができなくなった。これには自分でも驚いた。
「おはよう」→「ぇ…ぁ…ぅn」
コミュ障誕生の瞬間である
俺にとって中学校という場所はコミュ障養成所だったと思うw
この頃から心のお薬生活が始まる。俺は自分のことを普通だと思っていたけど、目は虚ろだったらしい。
親に嫌々病院連れてかれた。
この頃になるとアトピーも大分治まり、ある程度後遺症はあるもののグロメンはブサメンになった。
だから、話しかけてくれる人は居たけど、完成されたコミュ障の上に、
友達作りたくないなぁとか思ってる俺は全無視。
人間関係とかとにかく考えたくなかった。
あらゆる低スペックスキルをコンプした高2の夏休みに、彼女と出会った。
俺はよく川原でぼーっと川の流れを見るのが好きで、休日に5時間とか川のジョロジョロしてるのを見てたりした。
いつものように川でぼーっとしてたら、久しぶりに近所のお姉さんに会った。知らない人と一緒に居る。
お姉さんは小学校の頃、お世話になった人だった。地方の大学に入っており、夏休みに実家に帰ってきてた所だった。
近所「あれ、久しぶり、俺でしょ?」
俺 「ぇ…ぁ…はぃ」とコミュ障全開っぷりの返答。人に話されるという不機嫌さも加えてブサメン度アップしてたと思う。
近所「随分背伸びたねぇ」
俺 「…」 褒められても何言えばいいのかわかんね。
俺 「その人h…」 消えるような声
プニ「こんにちは。プニって言います」色々と自己紹介してくれたと思う。
俺 「ぁぁ…」 早くどっか行かないかなぁとか思ってたと思う。
近所「こいつは俺」
自己紹介は近所のお姉さんがやってくれた。
プニ子は近所のお姉さんと同じ大学の同期で、諸事情により近所のお姉さん家に泊りに来てたらしい。
近所「そろそろ行こうか。」
プニ「ちょっと待って。ここで何してるん?」
俺 「何も…」
近所「なんかこいつ暗くなったな」
俺 「ぁぁ…ぅn…」 ほっとけよ…どっか行けよ…
実際に何をしてるかと言われれば、川原で寝っ転がって空見てるだけだから。
近所「もう行こう」
近所のお姉がそう言うが、
プニ子も寝っ転がって、「もうちょっとだけ居る」と言ってた。
当然俺は歪みなく、帰れよと思ってた。
出会いは割と鮮明に覚えてる。今思うと皆ごめん。
近所「私先帰ってるねー」
プニ「はいはーい」
そんなこんなで知らない人と謎の状況。
ゴロゴロしながら、人と話すの久しぶりだなぁとか思ってた。
全く喋らなかったけど、変な意地で川原に居続けた。
気付いたら寝てて、夕方くらいになってた。
隣にはまだプニ子が居て、この人何してんだって思った。
ありがとう、励みになります。
誰も見てないかな?まぁいいか。
プニ「よく寝てたねー」
俺 「ぇ…ぁ…はぃ…」
今思えば、これが初デート。
これだけ一緒に居てくれる人は…変人?
と俺の脳みその中で封印されてたニューロンが動いちゃう感じがした。
その刺激が怖くてしょうがなかった。
先に帰ろうとした。そしたら、後ろから彼女がついてきた。
俺 「…何で…」
プニ「…え?」
俺 「…ついてくるんですか?」さすが童貞
プニ「何でついてくるか?」
俺 「ええ」
プニ「帰り道が同じだからー」笑顔で答える彼女
そういうことを聞いた訳じゃないけど、どーでもよくなった。
この日だけで、随分彼女の変人度が俺の中で上がった。
俺は次の日も、川原で麩菓子うめぇーしてたら、
プニ子は次の日も来た。
俺 「…」 もはや何も言わない。でも顔は不機嫌だったと思う。
プニ「また、そんな嫌な顔して」
俺 「…」 バレてたのか
とかそんなやり取りをしつつ、彼女は巧みに俺の不信感を少しずつ払っていった。
この日、彼女が何で俺の地元に来てるのかを聞いた。
浮気性の彼氏と別れたとか、それから彼氏が怖いとか、そんな話だった気がする。
で、一回冷静にさせるために距離を置くとかそんな意味で夏休みだけお姉の家に泊ってるらしい。
マジでどうでもいいとか思いつつ、何で俺に話すのかとか思いつつ、聞いてあげた。
俺 「まぁでも楽しそうですね」
プニ「俺君は楽しくなさそうだね」
俺 「否定はしないです」
プニ「死にたいん?」
俺 「どっちでもいいし、何でもいいです。」
色々察するなとは思った。
まぁ死のうとは思ってなかったけど、生きてても一生良いことなんてないと思ってた。
たぶんこのスタンスの人って少なくはないんじゃないかな。
その日はメアドを交換させられた。
内容を極限まで要約すると、
「人生楽しまなきゃ損だよ。何をすれば面白くなるのかだけ考えて生きたらいい。」
みたいなことだったと思う。結構今でも救いになってる話だった。
ちょっと肩が軽くなった気がした。
周りの目が気になる。鬱陶しいから、孤立することにした。
でも、周りがどんな目で見てこようと自分は自分なんだって思うことにした。
周りがどんなだろうと自分がやりたいことだけやればいいんだって思うことにした。
俺コミュ障、俺コミュ障、この人飼い主、この人喋ってくれる、この人遊んでくれる
とか、6:55に歌が流れそうな感じだった。
彼女はいっぱい喋ってくれた。コミュ障のリハビリみたいな感じだった。
ちなみに今でも言葉遣いが変だよねとか言われたりするから、コミュ障は中々治らん。
>>27
ありがとうございます。
この頃から自分の中で人は信頼するものじゃなくて、自分が楽しむために利用するものになっていた。
ちょっと乱暴な表現かもしれないけど、そう考えると人付き合いが楽になった。
彼女と話すと元気になるから話す。色々話すと彼女も喜んでくれるから自分も嬉しくなる。
そんなこんなで、高2から彼女と連絡を取って、少しずつ俺は変わっていって、
高3の頃には5年ぶりくらいに友達ができた。
彼女に話したら、凄く喜んでくれたのは嬉しかった。
俺にとっては友達なんてどうでもよくて、彼女が喜んでくれると思ったから、頑張ったんだ。
高校生活は全然充実してなかったけど、彼女と話すのは楽しかった。
俺 「会話にあんまりついていけない」
プニ「これからついてけるようになればいいんだよ」
俺 「あの人が○○の陰口言ってた。俺も言われてるかも。」
プニ「別に俺が仮にクラスから迫害されても、私が居れば大した問題じゃないでしょ?」
とか色々精神安定剤的な効用をもたらしてくれた。
友達の話すエロトークは日本語でおk状態だった。
思春期に友達居ない俺にはエロいことに興味を持つきっかけが無さ過ぎた。
18歳まで本気でエロ本は触ってはいけない物だと思っていたし、
おなにーが何のことかわからないほど、色々と残念な感じだった。
性欲もほとんどなくて、不能にもなった。それが恥ずかしいことだってことも知らなかった。
プニ子には色々とアウトなことも聞いちゃったりしたと思う。
今思うと、照れてるプニ子の雰囲気だけで逝ける。
その様子を楽しめなかった自分がもったいない。
まぁ解ってたら、セクハラなんでしょうけども。
ちなみにこの時点では、まだ付き合ってないということになってる。
>>34
がんばります。
そんなこんなで、高3夏休みに初めて彼女の所へ遊びに行った。
彼女の家は隣の県で電車で3時間くらいかかって行った。
友達居なかったから、貯まりに貯まった小遣いを使って会いに行った。
彼女は驚いたようで、「ずいぶん無茶するね」って言ってた。
彼女に大学とか街とか案内してもらった。
めちゃくちゃ楽しかった
「その子が彼氏なん?」とか言われて。
俺は慌てて、
「ぃ…ぃぇ、ちゃがいまsぅ…」噛んだ
「僕なんか…」
友達「そうなんだ。まぁいいや。じゃあね」
とかそんな感じだった。
プニ「俺君が嫌じゃないんなら、彼女でもいいんやで」
俺 「嫌じゃないけど…駄目です。俺みたいな駄目な奴じゃ駄目です。」
プニ「じゃあ、これから駄目じゃなくなるのを約束に俺君が彼氏な。」
みたいなやり取りをした。手繋いでくれた。ドキドキした。
人生で初めて彼女ができた。
この人を幸せにしよう。絶対幸せにしようって本気で思った。
ありがとう。自分にとっても、本当に良かった出来事だよ。
>>41
人間不信
彼女と出会い
いい感じ
コミュ障
天使に出会う
幸せ
その日、彼女に
「うち泊っていかない?」て言われた。
日帰りのつもりだったけど、まぁ当然断れない。
ご飯作ってくれた。オムライス。めちゃくちゃおいしかったよー。萌え萌えキュンした。
楽しくテレビ見て、何か普通にしてるだけで、全部楽しかった。
そして、風呂に入って普通に寝ようとしたら、めちゃくちゃ怒られた。
正直に「全くわかりません」と言ったら、めちゃくちゃ笑われた。
「じゃあ、ちょっとお姉さんに任せてみ」とか言われて、言われるがままに調教された。
描写は朝チュンだけでいいかな?
なんか幸せで一週間くらい泊った。
元々家出癖が有ったから、親はなんとかごまかせた。
寂しそうだったから。
悩んでそうだったから。
死にそうだったから。
優し過ぎて、俺は狭い世界で生きてたんだなぁーって思った。
でも、付き合ってくれなくてもいいんだよ?とか、いかにも童貞なこと言ったら、
「もう君は私好みに染め上げられているのだよ」とか言われた。
まぁ人間形成できてない空っぽな自分だったのはわかるけど、この一年間で色々調教されてたんだなぁとか思った。
彼女を幸せにしようって本気で思ってから、どうやったら彼女が幸せになるか必死に考えて、
何にも取り柄の無い自分は勉強するしかないって思ってた。
勉強して、やりたい仕事に就いて、いっぱいお金を稼いで、彼女を幸せにするという目標を立てた。
本当はもうちょっと具体的考えてたけど、ここは特定怖いから避けとく。
根暗に真面目に授業はちゃんと受けてたから、そんなに成績は悪くなかったけど、
受験レベルでは無かった自分は浪人1年のプランを立てて、必死に勉強した。
目標にした大学に入れるレベルでは無かったけど、高校卒業までにはかなり点数が上がった。
でも合格ラインには届かないと思ったから、あと一年は死ぬ気でやらなきゃ駄目だ。
そう本気で思った。