ある時から黒いのが自分の近くにいる
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死因は交通事故。
彼女と同じです
彼が死んだことを聞いて、僕は吐き気がして担任に言い、トイレに駆け込みました。
黒いのはトイレの隅の方にいます。
その日家に帰ると爺ちゃんがいました。
久しぶりに顔を見たのでなんだか安心してしまい、泣いてしまいました。
いままで爺ちゃんは家に来ると言っても俺の顔を見ることはなく、すぐに帰っていたからです。
爺ちゃんは、ほれほれといいミカンを渡しました。
そして30分ほどコタツの中で二人無言でミカンを食べ続けました。
そしてひと段落落ち着いた時に爺ちゃんが一言、兄ちゃんとこいくかと。
黒いのは珍しく僕の見える範囲には居ません。
黒いやつのことを知ってるのかと反射的に爺ちゃんに聞きました
すると爺ちゃんは驚いた様子で
ここにいるんか?と質問しました
俺は、何か今は珍しく近くにはいない。というより初めて。というと、
爺ちゃんは満足そうに笑っていました
僕は爺ちゃんに黒いあいつのことを吐きました。あいつのせいで人が死んでると。どうにかできないのか。
爺ちゃんは
俺にはわからん、実際兄ちゃんもしらん。
まずは兄ちゃんとこいこか。そう言い俺は爺兄の家に10年ほどぶりに行くことになりました。
爺兄の家までは車で行きました。
行く途中僕は助手席に座っています。
一方黒いやつは後ろの席にいました。
家では居なかったのに何故今はいるのかと疑問を抱いたけど特に何も言いませんでした。
爺兄の家に着き家に入りました。
久しぶりに見た爺兄は元気そうでした。
よく来たなと。
俺はまた嬉しくなり泣きそうになりました。
黒いやつは玄関隅で立っています。
そして爺ちゃんと爺兄、俺とで世間話をした後に、爺兄が言いました。
黒いやつの事はよく分からん。僕の親父、それからもっと前から続いてるから。
あの倉庫は普通入られんようにしとるがな、何故か君は入れたんやろか。
あの丸いのはな気がついたらあったんやと。
そういう筋のもんに見せたら厳重に守る事。っていわれたらしくてな
それで今まで何事もなく無事に暮らしてたんやけど。
俺は少しイラついてて、ここまで来たのに何もわからずしてどうする?と怒り半分で答えました。
爺兄はなんとかしたる。今日は休んどけと言い。その日は特に何もなく終わりました。
黒いやつはずっと俺のそばに居ます。
次の日目が覚めると黒い奴が居ませんでした。
爺ちゃんたちに挨拶をしに行こうと居間の襖を開けると黒い奴がいまいた。
そしてその下に倒れている爺兄がいました。
黒い奴は笑った様子で体を震わせていました。
俺はもうこいつはどうにもならないと、そう確信しました。
そして黒いやつにお前のせいで俺の人生狂っただとか色々と今までの不満をぶつけました。
そして最後にお前なんか消えろと。
少し間が空いた後顔をこちらに向け黒い奴が叫びました
キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァと
言葉にできないような悲鳴が発せられ
俺はやってしまったと感じた時に、爺ちゃんが何事か!?と走ってきました。爺ちゃんには声が聞こえた様子でした。
もう俺は死ぬ覚悟をしましたが悲鳴が止まった瞬間に黒いやつは消えました。
その時から黒いやつは俺のそばには現れません。
爺兄は無事でした。
酒を飲みすぎただけみたいです。
そして高校は無事に卒業し、社会人になり就職先も決まり幸せな人生送れると感じていました。
ちょっとご飯食べてくる
今来たけど待ってる
黒いやつが消えてから4年くらいの頃
俺は映画館に足を運んでた。
道中にちょうど車から死角になるところがあってそこで物凄い勢いの車と接触した。
接触する前になんか後ろに引っ張られて間一髪。右腕骨折だけですんだ
病院に行って検査したら骨折に加えて他の病気も見つかったんで入院することになった
入院してる時に高校の友達とか就職先の上司とかが見舞いに来てくれて感激した。
酸魂参だよ
>>72
>酸魂参だよ
kwsk。魂ってのはあの倉庫にあった丸いものを指してるってこと?
黒いやつがいなくなってから最初は嬉しかったけど黒いのがいないの何か心寂しかった。
入院部屋は個人部屋ではなかった。
俺のベッドは窓際だったんで暇な時は外でも見て暇つぶしてた。
またその日もふと外を見たらやけに黒い影があった。
でも特に気にしなかった。
そして無事退院してまた仕事に復帰した。
ある日友人の男と会うことになり待ち合わせ場所の喫茶店に居た。
待ち合わせの時間を過ぎても一向に来る気配がなかった。
何かあったのかと思い電話をかけた。
すると電話からいきなり、ヤバイヤバイ!!
と叫び声が、
どうした?と聞くと
何か女が!!ずっと笑ってるやつがずっとついてくる!って。
俺は黒いあいつだとおもった。
でもあいつは人には見えないはずなのに。
まぁとりあえず早く喫茶店こい。と伝えて電話を切った。
彼が来たのは待ち合わせの時間から1時間ほど経った頃。
息を切らして走ってきた様子だった。
ああマジだったんか。と聞くと
彼はほらまだあそこ!
指差したその方向を見るとワンピースの綺麗な顔立ちをした女が笑って立っていた。
気味が悪い事には慣れていたので特に気にすんなと言ったけど、彼はマジでヤバイヤバイと半泣きの状態だった
>>75
黒い奴が書いたメモ残ってる?
>>81
残ってないな。
また書かせることも出来るかもしれんけど
>>83
まだいるのかよ
少し話してきてやると言い席を立ちワンピースの女性に話をかけにいった。
すいません。と一言かけると
彼女は、はい?と返した。
どちら様か問いかけると、ただの買い物をしていた女の子だった。
彼のことを知ってるかと聞くと、大学の時の友人みたいだった
ちょいこっち来て。と彼のいる席に二人で向かった。
彼はちょちょちょ!っと焦った様子で窓越しにこっちを見てた。
それを無視してまた喫茶店に入ると彼は目を丸くして、んん?と驚いた様子だった。
彼は、あれ?んんん?どうなってん?
俺にもお前の反応がどうなってん?と感じながらも女性を座らせた。
彼は俺に、なあなぁどうなってるのこれ?俺見た人と違うぞ...と。
俺が見たの黒い服きた人なんだけど...は?これマジでヤバイわ...
女性はポカーンとした顔だった。
その日、彼と女性は俺と解散した後も二人で飲みにいったらしい。
後日談として二人は結婚した。
そして毎日の時間はあっという間に過ぎた。
そして先月11月。
爺兄が死んだ。
葬式には人が少なかった。
泣いている人は少なかった。
葬式が終わった後爺兄の家に行った。
理由は倉庫に入るためだ。
何かあるかもしれないと思いそう決心した。
久しぶりに入る倉庫は小さく感じた、昔の俺からすれば大きいんだろうなと物思いに老けてた。
そしてあのドア、南京錠がかけられていた。
よく解らんけど
「死神」では?
心霊番組で黒い影が入っていった病室の人が亡くなったり、何か災いがあったりするって内容を見た事がある。ネットで黒い影 死神 と検索しても出てくる。
あとタレントの森久美子も黒い影について語っていたと思う。
森さんいわく、手では触れられないから身体で押すって言ってた。
まあ、 オカルトだから信じる信じないがあるから、解らないが。
何とか入りたかったから色々試したけどメチャクチャ頑丈で開けられなかった。
俺に以外にここに入るやついないだろと思い、すまん。と思いながらドアごとぶっ壊した。
ドアは本当に脆かった。
中には昔見た状態ではなかった。
昔は下には本が散らばって、壁には不気味な仮面だとかかけてあったが今は違う。
床には血の後のような痕跡。
棚には爪のようなもの。髪の毛などがあった。恐怖で死ぬかと思った。
だけど前と同じものがあった。