トンカツ屋に繁く通ってたら人生が変わった
投稿日:2016年9月3日 更新日:
「お兄ちゃーーん、朝だよ!!!早く準備して!!!!」
「お兄ちゃーーん、朝だよ!!!早く準備して!!!!」
「お兄ちゃーーん、朝だよ!!!早く準備して!!!!」
・・・どこのギャルゲーだよww
その日から俺は、無理矢理大学に行かされるようになった。
勿論、少女と同じ学年、同じ学部だ。
少女は、俺が小説を読もうとすると、その小説を俺から奪い上げ「貴方が読むのはこれ」と教科書を顔に押し付けてきた。
すまん、家というか、玄関前だww
結構前に、本を貸すために家まで取りにこさせたんだ。
ちょい若干補正入ってたかもしれんww
「お兄ー、ドンドン大学行くぞー、ドンドン準備しろー」みたいな感じだったわ
それから、嫌嫌ながらも大学に通い、無事進学を果たして、俺の怠け癖も治っていった。
大学三年のある日、少女が突然こんなことを言った。
「なんか言うことないの?」と。
「んー強いて言うなら、付き合ってくれ、ってことぐらいかな」
こんな取留めのない会話から、少女が彼女に変わった。
ドンドンwww
http://www.youtube.com/watch?v=PkscY9sWQmA
インターホンじゃねーのかよwww
続けたまえ
貧乏な家にインターホンが機能してると思ったら大間違いだっ!
んで、そこから無事交際も進め、卒業し、そこの町に近い企業に就職した。
彼女は、周りの友達が就職活動に勤しんでるのに対して、そのような活動は一切してなかった。
「就職活動しなくていいのか」
「今付き合ってる人が籍入れよう、って五月蝿いから」
「いつ言ったっけ」
「一年前先くらい」
「阿呆」
最初のほうは面白かったのに!wktkを返せwwwwwwww
「いいじゃん、私も最初の貴方の頃のような生活がしたいの!!」
「まあ、退職するのに就職活動するのも面倒だよな」
「そそ」
そんな、バカみたいな会話通りにことが進み、大学卒業すると同時に結婚し、今じゃ立派に尻に敷かれてます。
おしまい。
実は今、息子が俺と同じ大学を目指してるからなんとなく思い出してきたんで、書かせてもらったんだ。
最後雑になったのは、なんかあのペースで書いたら長くなりそうだったから(笑)
家族のためにも働け
>>117
え?
え?
今は仕事なにしてんの?
しがないビジネスマンだお
書き急がなくても良かったんだが、
長編になると皆困るかなあ、と思ってさ。
長編になっても良いと期待してくれてた方には本当に申し訳ないと感じてまする。
トンカツ屋に繁く通ってたら人生が変わった
スピンオフ
彼女と幼なじみの対峙
こんな俺だったが、幼馴染みの女が居た。
ここからは仮名を使って書きたいと思う。
幼馴染み→まや
彼女→あやか
幼馴染みであるまやは、地元に残り、そこにある大学に通っていた。
一方、俺は相変わらずあのおんぼろアパートに住んでおり、
唯一変わったことと言えば、彼女であるあやかの歯ブラシセットが常備されていたことぐらいだろうか。
そんな、文庫本と並んだ歯ブラシぐらいしかない部屋にある日、俺を呼ぶ声が聞こえた。
「ここは俺(呼び捨て)の部屋ですかー?」
「そうですけれど……まやかよ。何でここにいるんだおまえ」
「しっかりやってるかと思って俺母に場所聞いてやってきた!」
「遠かったろ」
「うん」
「まあ、帰すわけにもいかないから、上がれよ」
まやは入った途端、辺りを見回し、ひっきりなしに家の開けられるものは全て開けだした。
「おい、馬鹿、やめろ」
「いやしっかり生活してるかなって」
「それだったら布団部屋開ける必要ないだろ!」
「いやちゃんとした性生活行ってるかと思って」
「うるせー!開けんな客人!!」
そういうと、何故だか今度は、急に、人の足を蹴り始めた。
「近況報告くらい寄越せバカ!」
「いやだって電話ないし」
「なら、手紙くらい書けよ!」「いやだって送る金ないし」
「なら、鳩の足に括りつけろよ!」
「いやだって伝書鳩飼ってないし」
「もういい!!帰る!!!」
「ま…待てって!」
「なによ」
「来てくれてほんま有難う。」
「うんこ」
「はあ?ww、人が折角カッコつけたのに」
「うんこ頭に何言われても響かない」
「」
吉本の笑劇でもやらないようなモノを繰り広げた後、まやに珈琲を一杯寄越して、座布団に座らせた。勿論珈琲の味へのクレームがあったのは言うまでもない。
「あんた、ここ、相当の本積まれてるけど、大学ちゃんと行ってるわけ?」
「今年から行きだした」
「なにそれ、留年したってこと?」
「うん、だけれど、今年は今んとこ毎日通ってる、なに、しっかり卒業するさ」
「フーン」
「信じてないだろお前」
「だって連絡してくんないし」
「しつこいな。まや以外の監査役が出来たんだよ」
「私以外の?この部屋やっぱ曰く付きなのね?」
「ちがうわぼけ、れっきとした、生きてるひとだ」
「もしかして生き霊の彼女が出来たとか?」
「勝手に生き霊にすんな」
「」
「おい」
「え、彼女出来たとか言い出す気ですか」
「そうですけど何か」
「」
まや暫しフリーズ。
お帰りw読んでるよ!
あやか「俺くーん!今日も来たよ!!」
俺「おお、あやか。今地元のやつが来てるんだ」
あやか「えっ、どなたどなた?」
俺「コレ。」
あやか「」
あやかも暫しフリーズ。
どうやら、俺が思ってるより事は重大なようだ。
あやか「どうも」
まや「うちの幼馴染みである俺がお世話になってます」
あやか「いえいえ、俺には助けられてばっかりで、いつも二人三脚のようだと大学では偉い評判の鴛鴦夫婦させてもらってますよ。」
まや「…そうですか。それはよかった」
あやか「ええ、すこぶるよいことです。」
おれ「そんなことより鍋やろーぜ!」
ぐつぐつぐつ
おれ「いやー、久しぶりに鍋やるなあ、鍋だけ必要になるだろうからって引越し初日に買った甲斐があったよ!」
あやか・まや「………」
おれ「お、おい、誰か突っ込めよ…」
まや「ところで、あやか?さんは、同級生で?」
あやか「ええ、同じ学年ですよ」
まや「じゃ、"あたしとおれ"、よりも一つ下なんだ」
あやか「みたいですね。"わたしとおれ"、は、同じ所で"一緒に"勉強してますけれど。」
おれ「肉もう良いで!!」
おれ「食った食ったー」
あやか「私洗い物やっとくね。」
おれ「おう、ありがとうな、宜しく頼むよ」
まや「なんなのあの子」
おれ「なんなのって、彼女」
まや「なんか感じ悪い」
おれ「今日なんか機嫌悪いみたい、いつもはあんなんじゃないぜ、ちなみに、なんだかお前も同じくらい機嫌悪いな」
まや「たらし」
おれ「なんなんだよ一体」