お菓子買ったら彼女できた話
投稿日:2016年9月3日 更新日:
俺は土下座したままお願いしますと叫んだ
妹「んだよもうきもいなー
わーったよなんだよ相談って」
俺「実は…かくかくしかじか」
俺はユイカのこと、今度ランチにいくこすべてを話し、ファッションについて教えてほしいことを伝えた
妹「ってかお前それ、きもくね?コンビニで待ち合わせとかほんときもい
まぁけど、とりあえずがんばってみたらー?」
そういって妹は俺に協力してくれることになった
次の日、妹は午前中で部活が終わるため、午後に街にでて、服を買いに行くことになった
まぁここら辺は軽く流す感じで!
とりあえず、服買いに街に行く→サイズなかなかない→結局都内まで行ってオサレなの買う→帰りに妹にパフェおごる
それで帰宅って感じ
ついでに、妹が美容院予約してくれた!
なんか妹も俺の服選んでる間にプロデューサー気分になったらしく、当日のプランまで考えてくれた!
初めての美容院で、向井理みたいにしてくださいと言ったら軽く笑われて恥ずかしかったが、初めてワックスというものをつけた!
服も良し、髪もよし、洗車もしたし、準備万端ってところで前日を迎えた
メールは日程決まってから途切れていたから、確認のためもう一度メールした!
「こんばんは!明日は12時にあのコンビニで大丈夫ですよね?」
すぐに返事が来て
「はい!よろしくお願いします」
俺はわくわくしてほとんど眠れなかった
しかし、ここで俺は大失態を犯すことになった…
なかなか眠れず結局寝たのは朝方だったと思う
それで気が付いたら12:30をまわっていた…
終わったと思った…
携帯を取り出し確認すると
ユイカからコンビニつきましたよのメールと事故らないように気を付けてというメールが12時過ぎに来てた…
すぐさま、ユイカに電話した
電話するのは初めてだったけど、メールじゃ不安だったからだ
1コールでユイカは電話に出た
俺「すみません。ほんとにすみません。寝坊してしまいました…」
ユイカ「やっぱり笑 昨日遅くまで何かしてたんですか???
私待ってますから、ゆっくり来てくださいね!」
俺「本当にごめんなさい!!すぐいきまひゅうう」
俺は急いで支度して家を出た
幸いコンビニまでは道が空いていて電話から20分くらいで到着した
結局、俺がついたのは、待ち合わせの1時間遅れだった…
しかし、ユイカは怒っているどころか、笑顔で迎えてくれた
申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、この笑顔で気が緩んでしまった
俺「本当に遅れてごめんなさい
今日のこと考えたら、その、わくわくしてなかなけ眠れなくて…」
ユイカ「あははは笑 うん、まぁ待ったけど許します
普段から慣れっこですし…」
うつむきながらユイカはそういった
俺はその発言に違和感を感じながらもどうすることもできず、とりあえず、近くのパスタ屋に向かった
移動時間は15分くらいであったろうか?
車内では特に話すこともなくただ冷房の音がうるさかった
なんか緊張してなにも話せなかった
ユイカは外の景色をずっと眺めてた
そうこうしてるうちに店につき、店員に二人であることを告げた
禁煙か喫煙かを問われたが、ユイカがいるので「禁煙で」と言ったのだが
ユイカ「え、俺さんタバコ吸いますよね?私気にしないんで喫煙でいいですよ
店員さん、ごめんなさい。喫煙でお願いします」
そういって喫煙席に通された
まぁ、ここでそれでも禁煙席にいくのが紳士なんだろうけどあいにく俺はどもってただユイカに言われるがままにした
このお店は、パスタとピザが90分間頼み放題がある
この時間内ならどれだけ注文しても大丈夫だ
ただ、食べきらないと次を注文できないが…
とりあえず、俺はペペロンチーノ、ユイカはなんだかわからないエビが乗ったパスタと二人でマルゲリータを頼んだ
ものがくるまでの間、今日もまだ暑いだののたわいもない話をしていたのを覚えている
ものがくると、俺は食べることで緊張を和らげようとして1~2分でペペロンを食べ切り、お代わりを注文した
そしたら、ユイカが口をハンカチで抑えながら
「やっぱり、俺さんおもしろすぎます笑」
と爆笑していた
爆笑と言ってもゲラゲラではなく上品な感じ
それで俺はハンカチ返すの思い出して、ハンカチ返した
ユイカ「本当に洗って返してくれるなんて、俺さんは律儀な人ですね」
俺「いや、ほんとこんなことしかできなくて…」
そういってる合間に俺ペペロン2皿目が登場
ここらで緊張和らいでいたんだが、ユイカを笑わせたくて、また1~2分で食べておかわりした
そしたらまたユイカは笑ってくれた
なんか幸せだと思った
んで、こっからはお互いの環境の話した
俺の話は興味ないと思うから省くけど、ユイカは
都内の女子大に通ってること、実は同い年だったこと、家も割と近いこと、ユイカの家は金持ちらしかったことなどだ
お互いの話してる間に食べ放題コースがおわってしまった
店を出なくてはいけないので、店を出ることになった…
一応妹からこの後は近くのケーキ屋+カフェ?みたいなところあるからそこ池って言われてたので
そこに誘った
ユイカ「私、そこいってみたんです!
いつも行くところと言えば、彼氏の行きたいところで、友達とお茶するのも学校の近くなので」
続けて
>>73
ありがと!
俺はユイカの彼氏というワードに動揺を隠せなかったが、
「へ、へぇー、」としか言えなかった
んで、舞台はそのケーキ屋に移る
俺はモンブラン、ユイカはショートケーキ
話の流れからお互いの恋愛話になった
ユイカが「俺さん彼女は?」と聞かれたので
とっさに
「い、いや、今はいません」
と答えた
ユイカ「そーなんですか!でも今は、ってことは彼女さんいたんですね!!
俺さんやさしいし、面白いから彼女さんうらやましいなー」
俺は、なんかやばいと思ったし、実は嘘がばれててからかわれてるのかもと思い
すぐに訂正した
俺「あ、いや、誤解させてしまってすみません
今までいたことないです…」
ユイカ「そうなんですね。私こそ早とちりしてしまいすみませんでした。
俺さんモテそうなのに…もしかして、彼女はいらないとかですか??」
俺「い、いや、ほしいですけど本当にモテなくて…
ユイカさんこそ、今の彼氏さんとどれくらい付き合ってるんですか?」
するとユイカは暗い顔になって
「大体1年ですかね…」
俺は、あっ、なんか地雷ふんじゃったかなと焦ってるうちにユイカは一人で語りだした…
先が気になって仕事が手につかん
>>77
ありがとう!
けど、仕事も頑張ってくれ!!
ユイカ「実は今の彼氏、私のバイト先のフリーターの先輩なんですけど、付き合う前から付き合って3か月くらいまではとってもやさしかったんです。
けど、それから急にわがままになって、デートもいつも向こうの都合でドタキャンとかも普通だし、待ち合わせも3時間来なくて、やっぱめんどいかまた今度、みたいな
ドタキャンもあって…」
それで今日、俺が遅刻したときにも慣れっこみたいなこと言ってたのか…と思った
ユイカ「本当は私、別れたいんです。だけどそういう話すると彼氏不機嫌になってバイト中も周りの人使って私のこと無視してくるんです
彼氏はバイトリーダーみたいな感じで普段はとても愛想良くて店長含めみんな彼氏も味方するんです…」
ユイカちょっと泣いてたと思う。
童貞臭がいいなw
俺「それは…本当にひどい彼氏だね…
でもそれだったら思い切ってバイトやめちゃったらいいんじゃないですか?
そしたら別れても問題ないんじゃ…」
ユイカ「それも考えてて、結構前からバイトやめるか店長に話すんですけど
そしたら店長が彼氏に告げ口して、彼氏が私に怒るんです。
なんでお前やめるんだよって…」
ユイカ「だから、まわり固められてるっているか…
それでなかなか別れられないんです。バイトも仕事自体は好きなので踏ん切りつかない自分も悪いのですが…」
俺「でもそんな彼氏とこの先もそうやって付き合っていくつもりなんですか??」
そういったらユイカはそこで号泣してしまった…
周りから見たら、完全に俺が泣かせたみたいになって恥ずかしかった
俺「ちょ、う、うへぇ…ゆ、ユイカさん泣かないで…」
俺は、テーブルにあった紙ナプキンを渡した
と思ったら先にユイカは自分のハンカチで涙をぬぐっていたから、
その紙ナプキンで俺は鼻をかんだ
先が気になる
俺「ぶ、ぶりゅぅぅぅううううう~ズウゥん」
と鼻をかみ終えるとユイカも少し落ち着いていた
ユイカ「すみません。とりみだしてしまって…
お恥ずかしいところをお見せしてしまいました…
だけど、実は学校の友達にも普段は私が相談乗るばかりで私のことは相談できてなくて
俺さんに話せて少し楽になりました」
俺「いや、な、なんかなんもできずにごめんなさい。
でも、俺でよかったら、いつでも話は聞くんで!」
ユイカ「ありがとう!」
まぁ、そんなこんなで1時間くらいユイカの彼氏の愚痴?というか悩みを聞き
夕飯は家で食べるからということで、あのコンビニまで送り届けて解散した
俺「今日はありがとうございました!」
ユイカ「こちらこそ!!本当に俺さんにお話聞いてもらえてよかったです!!
悲しくなったら、本当に電話して、話聞いてくださいね!!」
俺「もっちろんです!」